「植物由来」のコンセプトを崩すことなくフィラーを分散させたい 業種:工業
環境配慮への高まりにより、化成品の原料にも植物などの再生可能な資源由来の素材が望まれています。一方で、植物由来の樹脂自体は増えるものの、その性質には製造上そして最終的に成型した際にも多くの課題がありました。製造上の課題のひとつとして挙げられるのは、樹脂の改質のためにフィラーを添加すると、フィラー同士が凝集する分散性不良が生じるということです。フィラーの添加量が高ければその傾向も強く、最終的に成形不良や物性低下を引き起こす原因となります。
- 解決のご提案
「100%植物由来」の脂肪酸エステル系界面活性剤で、フィラーの分散性を向上!
太陽化学が食品分野で培ってきた技術を基盤として開発した「100%植物由来」の脂肪酸エステル系界面活性剤は、フィラー表面に吸着し樹脂とフィラーの馴染みを良くします。その結果、分散性が向上し、混練トルクの低減やフィラーの高充填化による物性付与に寄与します。より植物由来の樹脂が使用される傾向のある食品容器などでも「植物由来樹脂で安心・安全」のコンセプトを崩すことなく、改質にご利用頂くことが可能です。
解決のポイント
- 100%植物由来の脂肪酸エステル系界面活性剤の活用
- フィラーの樹脂や水への分散性向上