3.鉄分不足や過剰摂取に注意が必要な人 ~これであなたも鉄分博士! 鉄で健康 ビギナーズ~
鉄分が不足しやすい人
妊婦
お腹の中の赤ちゃんの分も栄養を摂らなければならない妊婦さん。特に、妊娠中期、後期では、一般女性の約2倍の鉄分が必要とされます(表2参照)。一方、体重を増やし過ぎないように食事を制限してしまい、鉄分が不足してしまうこともあります。
育ち盛りの子ども~高校生
体の成長とともに体内で作られる血液がどんどん増えていくため、年齢とともに必要となる鉄分も多くなります。鉄の充足率をみても、この年代は男女ともに摂取量が足りていないことがわかります。
スポーツ愛好家・選手
汗や運動時の足裏の血管損傷により、通常よりも多くの鉄を損失すると言われています。
鉄が不足して赤血球の生成が妨げられると、体内は酸欠状態になり、めまい、息切れ、動悸に加え、疲れ、倦怠感、脱力感などの、いわゆる貧血の症状が起こり、十分な練習ができません。長距離レースでスタミナ切れに陥るなど、アスリートにとっては大きな問題となります。
鉄分の摂取に制限が必要な人
C型慢性肝炎の患者
肝臓には鉄が貯蔵されており、鉄が不足した時のための倉庫の役割を持っています。しかし、C型肝炎ウイルスに感染していると、肝臓の鉄貯蔵量を調節するしくみに異常が起こって鉄が過剰に蓄積してしまいます。鉄が過剰になると、鉄から生じるフリーラジカルが肝細胞膜傷害やDNA傷害を引き起こし、それが肝炎の進展、さらには肝がんの発生に影響を与えると考えられています。
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