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鉄分のおはなし 鉄分のおはなし 鉄分のおはなし

5.食品への表示について ~これであなたも鉄分博士! 鉄で健康 ビギナーズ~

食品に健康や栄養に関する表示をする場合の制度については、消費者庁により定められています。

栄養成分表示

すべての食品に表示が義務付けられているものではありません。ただし、栄養に関する強調表示がある食品や栄養機能食品には、必ず栄養成分表示をしなければなりません。食品に栄養成分表示がある場合、必ず次の5項目が表示されています。

  • 熱量(エネルギー)
  • たんぱく質
  • 脂質
  • 炭水化物(代わりに糖質と食物繊維が表示されることもあります。)
  • ナトリウム

販売される状態における可食部分の100g、100ml、1食分又は1包装等の1食品単位当たりの表示栄養成分の含有量を表示することができます

[参考]

強調表示

定められた基準を満たしていれば、その栄養成分について「高」「含有」または「無」「低」などの表示が可能です。
鉄の場合、その基準は表4のとおりです。

表4

栄養成分 高い旨[高、多、豊等]の表示 含む旨[源、供給、含有、入り、使用、添加等]の表示 強化された旨の表示
100gあたり(100ml) 100kcalあたり 100gあたり(100ml) 100kcalあたり 100gあたり(100ml)
2.04mg (1.02mg) 0.68mg 1.02mg (0.51mg) 0.34mg 0.68mg (0.68mg)

栄養機能食品

栄養機能食品とは、栄養成分(ビタミン・ミネラル)の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものをいいます。栄養機能食品として販売するためには、1日当たりの摂取目安量に含まれる当該栄養成分量が定められた上・下限値の範囲内にある必要があるほか、栄養機能表示だけでなく、注意喚起表示等も表示する必要があります。栄養機能食品の規格基準が定められている栄養成分以外の成分の機能の表示や特定の保健の用途の表示をすることや、消費者庁長官が個別に審査等をしているかのような表示はできません。

鉄は、下記のような栄養機能表示が認められています。

表5

1日当たり摂取目安量に含まれる栄養成分量 栄養機能表示 注意喚起表示
下限値 上限値
2.04mg 10mg 鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

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