広がる睡眠市場、ニーズに合ったコンセプトの製品開発をしたい 業種：健康食品、飲料、乳飲料、お菓子

睡眠不足が美容や健康の大敵であることは言うまでもなく、国が実施した調査によると年齢別の長期不眠は40代までは約10%、50歳代となると15%を越え、60歳代女性では20%以上となっています。さらに長期不眠を訴える方の10%以上が日中の眠気を訴えており、睡眠不足はQOLの低下、記憶・学習能力の低下、ヒューマンエラーや事故の発生リスクの増加、痴呆性疾患や生活習慣病の増加に繋がることが指摘されています。このように睡眠不足に様々なリスクがあることがわかってからは、「睡眠」の市場が広がっています。睡眠薬も多いですが、薬ではなくより食品素材に近く安心な素材はないのでしょうか？

緑茶特有のアミノ酸であるL-テアニンは、高級なお茶や新茶に多く含まれている成分です。L-テアニンには、睡眠の質、ストレスの改善や集中力の向上などについても報告があり、太陽化学でもその機能についての研究を行っています。緑茶に含まれる成分なので「お茶を飲めばいいのでは？」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、お茶にはテアニンだけではなくカフェインも含まれているため、睡眠の質を意識して摂取しても期待したような効果が得られるとは限りません。L-テアニンは日中の眠気をを誘うことなく、安全性の高い素材であり、配合される製品の味に影響が少なく使い易い素材です。

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