太陽化学とテアニン
お茶の成分の「L-テアニン」はご存知ですか?お茶の健康成分としては「カテキン」は多くの方がご存知ですが、「L-テアニン」はまだ知らない方も多いかもしれません。L-テアニンはチャノキ(Camellia sinensis)に存在し、その中でも最も多く含まれているアミノ酸です。緑茶や紅茶、特に玉露やかぶせ茶のような高級なお茶や新茶に多く含まれています。茶の旨み成分のひとつでもあり、緑茶自体の風味に大きく寄与しています。
昔から「お茶を飲むとほっとする」といわれています。これはお茶に含まれるL-テアニンによるリラックス作用だといわれています。
その他にもL-テアニンには、抗ストレス、集中力向上、月経前症候群や統合失調症改善、睡眠の質の改善などの機能も確認されています。このような機能を活かし、国内外で様々なサプリメントや飲料などに利用されております。
太陽化学(株)でお茶の成分として代表的なカテキンの研究を進めるのに合わせ、「L-テアニン」の機能性や生産技術の研究を進めてまいりました。生産においては独自の酵素法を開発し、L-テアニンの大量生産技術に成功しております。日本および海外において、学会賞や食品業界の専門博覧会での受賞、さらには、特許の取得などL-テアニンの研究開発につとめています。
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- 1998年
- FIE’98研究開発部門グランプリ受賞
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- 2000年
- Nutracon 2000
ベスト・ニュー・プロダクト受賞
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- 2009年
- 日本農芸化学技術賞受賞
FIE=Food Ingredients Europe 食品素材や添加物に関する世界最大級の国際見本市
(2018年6月)